Bach/kellner

Bach-Kellner『Bach/Kellner』

ヘルベルト・アントン・ケルナー著/郡司すみ訳のチェンバロの調律-バッハのひびきを再現する-に紹介されている調律法。
ケルナーの著作は1976年。郡司先生による訳本は1990年に出版。

♪ 本を読むのが苦手な私ですが、
学生時代に2年間、毎週1回、この本の訳者の郡司すみ先生の授業を受けていたので、声と姿を感じながら読み進めることができるのは嬉しい事です。

バッハの印章の王冠にある楕円の宝石(濁った五度)5つの、一つをB-#Fに設定してあるのは、しばしば演奏される「♯が4つの調の曲」で、唸りの多い広い長三度が邪魔しないようにするためにもたいへん使いやすい面を持っているようです。
ベルクマイスターⅢとの共通性も見られます。

(只今引き続き考察中)