音律用語こぼれ話
  • cent(セント)
    平均律の半音=100セント。
    1200¢=1オクターブ
    語源はラテン語で100を意味するcentum(ケントゥム)。
    100¢で1ドルや1ポンドに。通貨。
    100cmで1m。長さ(センチ)。
    100年=1世紀(century)。
    100/cent=1(100%ヒャクパーセント)
  • Hz(ヘルツ)
    周波数・振動数の単位
    1Hzは「1秒間に1回の周波数・振動数」と定義される。
  • Pitch(ピッチ)
    音楽では、A(ラ)の音の高さを表す。
    例えばA=440Hzとは、鍵盤中央より少し高い側のA(ラ)の音が440回/秒の振動数であることを表す。
    およそ80年前に、国際標準ピッチとしてA=440Hzと定められてたが、それ以前は時代や地方によって様々なピッチで調律されていた。
    例)ルネサンスの頃のパイプオルガンA=466Hz、バロックピッチA=415Hzなど様々・・
    現代の楽器製造のスタンダードはA=442Hzとなっている。
  • cent(セント)とHz(ヘルツ)の兼ね合い
    音程幅を表すとき、周波数(Hz)では音域によりその値が違うが、centで表すと、最低音域でも最高音域でも値は同じ。
    例)1オクターブの音程幅をみてみるとA=220HzとA=440Hzの差は220Hz1200セント、A=440HzとA=880Hzの差は440Hz1200セント
    cent(セント)のお陰で、音律の計算や説明が簡単になっている。
  • 音律と調律法
    音律と調律法は混同して使ってしまうので注意が必要。
    例えばピタゴラス音律ミーントーン音律と言えば、7つの音の音階の様子を示したものとし、鍵盤楽器の12の音を想定しないのが良いあろう。
    ドレミファソラシドのそれそれの音の音程によって、メロディーや和音の個性が変わるのを音律と呼ぶべきだろう。
    一方12の音を想定したものを(鍵盤楽器の)調律法と呼ぶのが良いのではないだろうか。
  • 五度・三度
    音楽で五度と言えば、ほぼ疑いな共通認識上のC-Gなどの2音程を指すが、三度と言うと長三度なの?短三度なの?と迷うことになる。
    バロック以前の短三度は協和音と感じられなかったようで、おそらく長い間、三度と言えば長三度を指していたのではなかろうか。
    自然倍音の聴こえやすい範囲(C——c—g–c-e-…)にも短三度音程は出てこない。
    音律や長三度の考察は、協和音程(C⇔GやC⇔e等)について考える事がほとんどなので、単に三度と言えば長三度を指すものとしている。

まだまだ書き足して行きます。