Schnitger

Schnitger『シュニットガー』 Arp Schnitger 1648-1719

シュニットガーは、北ドイツにおける 最も有名な バロックオルガンの製作者。
彼の活動範囲は北ヨーロッパに広がり、100基を超えるオルガンが建造された。現在も約30基が良好な状態で、演奏や録音にも使われている。ブクステフーデ・ヘンデル・ バッハをはじめ、たいへん多くの奏者・作曲家に愛好されている。
(以上Wikipediaより引用)

ピアノと違い、現代でも オルガンの調律は、オルガン製作家が行うことが多いようです。4000本のパイプと聞いただけで気が遠くなりそうですね。(ピアノの弦は約230本)

この調律法では、ルネサンス初期からの調律法に存在する[ウルフ](ミーントーン調律法で出来る完全に狂った響き)がほぼ解消されています。
前の時代、『プレトリウス』のウルフ改善手法(♭A-♭Eの広い五度の両脇を純正五度に変更する方法)に、さらにもう1つずつの純正五度が配置されています。
ここまで「完全に狂った和音」が解消されれば、♭A⇔♭Eや広い三度も使いようが出てきたかもしれません・・・

この時代には、使われる調や和音も多様化してきて、鍵盤楽器の調律法による個性がどんどん作曲に取り入れられるようになった事でしょう。
ミーントーン音律の、厳格な祈りの和音[純正三度」CdurとGdurの主要三和音に残されています

この調律法は、バロック時代のチェンバロ調律法に 大きく影響を与えていると考えられ、その後の古典調律の発展の経過としても、たいへん重要な意味合いを感じます。

 

http://okamotopiano.jp 岡本ピアノ工房 岡本芳雄